スマートフォンの月額料金は、単体で見ると高く感じますが、自宅のインターネット回線(光回線)とセットにすることで、毎月1,000円以上の割引を受けることができます。
2026年現在、各社が提供している「ドコモMAX」や「auバリューリンクプラン」などの最新プランでは、割引額が以前よりも拡大しているケースもあります。今回は、ネット回線とのセット割引(セット割)を適用した後の「本当の支払い額」を、事実に基づいて解説します。
1. ドコモ:セット割引額が拡大した「ドコモ光セット割」
ドコモの最新プランである「ドコモMAX」や「ドコモ mini」は、ネット回線との親和性が非常に高いのが特徴です。
- セット対象回線: ドコモ光、またはドコモ home 5G。
- 割引額: 毎月 1,210円(税込) 割引。※旧プランの1,100円から110円増額されました。
- 注意点: 格安プランの「ahamo」はセット割の対象外です。
- 家族割引との相乗効果: 3回線以上あれば「みんなドコモ割」でさらに1,100円割引され、最大で合計2,310円の割引となります。
2. au:安定した割引が続く「auスマートバリュー」
auは「auひかり」だけでなく、提携している各地のケーブルテレビや光回線など、セット割の対象となるサービスが非常に多いのが強みです。
- セット対象回線: auひかり、So-net光、ビッグローブ光、各提携ケーブルテレビなど。
- 割引額: 「使い放題MAX」や「auマネ活プラン」などの主力プランで、毎月 1,100円(税込) 割引。
- 家族割引との相乗効果: 3回線以上の「家族割プラス」でさらに1,100円割引され、合計で2,200円の割引が適用されます。
3. ソフトバンク:PayPay経済圏と連携する「おうち割 光セット」
ソフトバンクは、スマホの割引だけでなく、ネット回線側のキャンペーン(キャッシュバック等)も非常に強力です。
- セット対象回線: ソフトバンク光、またはソフトバンク Air。
- 割引額: 「ペイトク」や「メリハリ無制限+」などのプランで、毎月 1,100円(税込) 割引。
- 注意点: 割引の適用には、光BBユニット等の指定オプション(月額550円〜)への加入が必須となります。
- サブブランドへの波及: サブブランドの「ワイモバイル」でも最大1,650円のセット割引が適用可能です。
4. 楽天モバイル:シンプルさを極めた「最強おうちプログラム」
楽天モバイルは、他社のような複雑な「プランごとの割引」がありません。その代わりに、ネット回線をセットにすることで楽天ポイントの還元率が上がるなどの特典が用意されています。
- セット対象回線: 楽天ひかり、または Rakuten Turbo(ホームルーター)。
- 特徴: スマホの月額料金自体がセット割引で直接安くなるわけではありませんが、ネット回線側の月額料金が6ヶ月間無料になるなどの強力なキャンペーンが実施されています。
- 家族割引: 「最強家族プログラム」により、家族で利用すると1回線あたり毎月110円の割引が受けられます。
5. セット割引・家族割引後の実質料金比較(3人家族の場合)
自宅に指定の光回線があり、家族3人で利用した場合の、1人あたりの詳細な内訳と実質月額料金(税込)の目安です。
| キャリア | プラン名 | 素の料金 | ネットセット割 | 家族割引 | 実質月額 |
|---|---|---|---|---|---|
| ドコモ | ドコモMAX | 8,448円 | ▲1,210円 | ▲1,100円 | 6,138円 |
| au | 使い放題MAX | 7,788円 | ▲1,100円 | ▲1,100円 | 5,588円 |
| ソフトバンク | メリバリ無制限+ | 7,425円 | ▲1,100円 | ▲1,210円 | 5,115円 |
| 楽天モバイル | 最強プラン | 3,278円 | - | ▲110円 | 3,168円 |
※実際の料金は、通話オプションや最新のキャンペーン、光回線の工事費分割払い等によって前後します。
まとめ:ネット回線とスマホは「セット」で考えるのが正解
4大キャリアを利用する場合、ネット回線をバラバラに契約するのは非常にもったいない選択です。
- ドコモユーザーなら「ドコモ光」一択。
- au・ソフトバンクユーザーなら、家族の人数が多いほどセット割引の恩恵が大きくなります。
- 楽天モバイルユーザーは、複雑な割引を考えずとも最初から最安水準で利用可能です。
まずは、自分の家で使っているインターネット回線の種類を確認し、それに対応するキャリアを選ぶことが、最も確実な固定費削減への近道です。


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